本物の素材と伝統の技術でつくる、温故知新な木の家づくりを現場単位で公開しています

2009年03月22日

材料との出会い

次の仕事の材料を探しに、秋田、山形へ出掛けてきました。
設計では、好き勝手な材料を図面に描いていくわけですが、
実際にはどのように納まるのか、完成しなければわかりません。
木材は同じ等級でも木目や色などは一本ずつ違ってきます。
自然の素材ですから、当然同じものは一つもありません。

最近は、コストの削減や工期の短縮で、
材料を選ぶ時間や手間をかけられないのが現実ですが、
家づくりにこだわるなら、ここは省けないポイントです。
今回は、ちょっとこだわった座敷をつくりたい建主さんの想いを受け、
その座敷部分の材料を探しにきました。
面付柱、天井板、回縁、床框、落掛け、地板など、
小さな座敷の中にも色々なパーツが凝縮されています。
いい材料を目の前にすると、
どれもこれも使いたくなってしまいますが、
計画図と予算にあわせて冷静に(笑)

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帰り際に山形県酒田市にある出羽遊心館を見てきました。
数奇屋の設計で有名な中村昌生さんの代表作でもあります。
15年ほど前に出来た建物ですが、決め細やかなデザインと、
良質な山形材の織り成す空間は、昔の数奇屋建築にも引けを取らない
すばらしい建物でした。数は少ないですが、地方にもとんでもない
日本建築が存在していることを改めて感じる楽しい出張となりました。

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posted by KEYAKI at 21:30| Comment(0) | 報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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