本物の素材と伝統の技術でつくる、温故知新な木の家づくりを現場単位で公開しています

2009年12月06日

国産石へのこだわり

最近住宅で石を使う仕事がめっきり減りました。

石貼りの似合う住宅自体が減っているとも言えます。

しかも使ったとしても、安い輸入材がほとんどで、

国産の石を建材として使う習慣がなくなってしまいました。

そんな中、今やらせていただいている住宅で、

石を使う機会に恵まれました。

しかも数奇屋造りの和室の外部に使う、根石や挿石です。

一体どんな石が似合うのか?それを選ぶ為に色々な国産の石を

調べることになりました。そんなことをしているうちに、

こちらからも程近い、茨城県桜川市にイメージにピッタリくる

御影石が取れる採石場が見つかりました。

桜川市周辺は昔から、石の産地で、稲田石で有名な場所でもあります。

今回は稲田石よりもキメの細かい、青糠目石と呼ばれる御影石が取れる

山があるということで、建主さんと共に、採石場へお邪魔しました。

そもそも私自身、石が切り出される採石場という場所を見ること自体

初めてで、改めて大変な作業であることを実感しました。

一つ数トンという大きな石の塊がゴロゴロしている中で、発破の作業が

進められていました。正直、本当に山肌から、こんなに綺麗な石が取れ

ること自体、不思議な気がしました。

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この急峻な山から、巨大な塊を、加工場まで降ろして、これまたありえ

ない程大きなダイアモンドカッターで、四角く加工していきます。

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多くは墓石に利用されるそうですので、仕上がりもある程度大きな塊と

なります。今回こちらが求めた材料は、さほど大きなものではありませ

んでしたが、仕上げをビシャン鑿を使ったビシャン仕上でお願いしまし

た。

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この仕上げも昔ながらの仕上げ方法ですので、出来る職人さんが減

っているそうです。機械では出せない、絶妙な風合いに仕上がるだけに

残念ですが、ほとんど需要がないそうです。こういった昔ながらの良さ

や技術を伝える為にも、こだわりを持った家づくり、手作りの家づくり

を続けていかなければいけませんね。

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posted by KEYAKI at 01:07| Comment(0) | 報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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